5日の香港株式市場で、ハンセン指数は反落。終値は前日比0.84%安の26204.69ポイントだった。中国企業指数は1.30%安の9296.43ポイント。メインボードの売買代金は概算で1617億4000万HKドル。
ハンセン指数は、序盤はプラス圏での推移も目立ったが、後場はマイナス圏で軟調に推移した。中国政府系メディアの『証券時報』が5日、国内のゲーム業界に対する税優遇を廃止すべきとの文章を発表したことを受け、テンセント(
00700)やネットイース(
09999)など関連銘柄が大きく売られて相場の重しとなった。また、新型コロナウイルスの感染が世界的に再拡大していることが嫌気されたほか、米国の雇用統計や中国の貿易統計の発表を6−7日に控えて様子見ムードも広がった。
ハンセン指数構成銘柄では、テンセントが4%近く下げたほか、阿里健康(
00241)や碧桂園服務(
06098)の下落も目立った。前引け後に6月中間決算を発表した九龍倉置業地産(
01997)は3%超下落した。半面、銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)が買われたほか、海底撈国際(
06862)も高かった。
この他では、快手科技(
01024)が15%超下落し、100HKドルの大台を大きく下回った。上場から6カ月が経過し、38億株超のロックアップが解除されたことが嫌気された。半面、きょう大引け後に4−6月期決算の発表を予定しているSMIC(
00981)が4%近く上昇した。中国能源建設(
03996)は18%超上昇した。