4日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.88%高の26426.55ポイントだった。中国企業指数は1.06%高の9419.25ポイント。メインボードの売買代金は概算で1684億5000万HKドル。
ハンセン指数は小安く始まったものの、売り一巡後に切り返して前場に上げ幅を拡大した。ネット大手に対する中国当局の監督強化や新型コロナウイルスの感染拡大が警戒され、一時は心理的節目の26000ポイントに迫ったが、前日に急落したテンセント(
00700)などに買い戻しが入って相場を押し上げた。中国本土相場が上昇した上、英IHSマークイットが寄り付き後に発表した7月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が前月から4.6ポイント上昇し、投資家心理の改善に寄与したもよう。後場に上げ幅をやや縮小したが、終値は7月23日以来8営業日ぶりの高水準だった。セクター別では、素材と一般消費財、工業が上げた半面、必需消費財が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、朝方安かったネット大手のテンセントと美団(
03690)が結局は大幅高で引けた。スマートフォン関連の舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)、小米集団(
01810)、自動車株のBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)は軒並み高。中国の国務院が健康づくり5カ年計画を通達したと伝わり、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)が買いを集めた。半面、マカオでコロナ新規感染者が確認されたことが嫌気され、カジノ株の銀河娯楽(
00027)とサンズ・チャイナ(
01928)が大幅に続落。外食大手の海底撈国際(
06862)、豚肉大手の万洲国際(
00288)も安い。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は2.43%高の6859.40ポイントと反発した。明源雲集団(
00909)が10%超高と大幅に続伸。前日上げた新東方在線科技(
01797)と華虹半導体(
01347)は急落した。一方、汽車之家(
02518)が大幅に反落した。