週末明け2日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前営業日比1.06%高の26235.80ポイントだった。中国企業指数は1.12%高の9336.60ポイント。メインボードの売買代金は概算で1669億4000万HKドル。
ハンセン指数は寄り付きで心理的節目の26000ポイントに乗せた後、一時マイナス圏に沈んだが、本土株式市場の上昇に伴ってプラス圏へ急浮上すると上げ幅をさらに拡大した。後場に入ると26200ポイントを挟んでもみ合う展開が続き、そのままきょうの取引を終えた。31日に中国国家統計局が発表した7月の製造業購買担当者指数(PMI)ときょう発表された7月の財新製造業PMIがともに市場コンセンサス予想を下回ったが、景況感の悪化を受けた政策支援への期待が高まり、素材や工業などを中心に幅広いセクターで買いが入った。
ハンセン指数構成銘柄では、自動車メーカーのBYD(
01211)が8%超高。不動産の華潤置地(
01109)や恒隆地産(
00101)、碧桂園(
02007)、龍湖集団(
00960)なども高い。太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)や香港証券取引所を運営する香港証券取引所(
00388)などもしっかり。半面、不動産管理会社の碧桂園服務(
06098)が3%超安。不動産投資会社の九龍倉置業地産(
01997)や光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)のほか、マカオカジノ株の銀河娯楽(
00027)やサンズ・チャイナ(
01928)などもさえない。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.23%高の6796.25ポイントと反発した。パソコン世界最大手のレノボグループ(
00992)やネット損保最大手の衆安在線財産保険(
06060)、通信教育大手の新東方在線科技(
01797)が4%超高となった一方、京東健康(
06618)と同程芸龍(
00780)が5%超安だった。