27日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続落。前場終値は前日比1.03%安の25922.83ポイントだった。中国企業指数は1.64%安の9201.81ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1538億6000万HKドル。
ハンセン指数は前日終値を挟んだもみ合いで始まったが、売買一巡後に下げ幅を拡大。一時は下落率が1.5%を超えた。中国当局がネット大手や教育産業に対する統制を強めるなか、他の業界でも監督が強化されるとの警戒感が広がった。指数が心理的節目の26000ポイントを割り込むと、自律反発狙いの買いが下値を支える場面があったものの、結局は同水準を下回って前場の取引を終えた。
個別では、インターネットサービスのアリババ集団(
09988)、阿里健康(
00241)、テンセント(
00700)、美団(
03690)が軒並み大きく売られ、相場の重荷となった。外食大手の海底撈国際(
06862)と不動産サービスの碧桂園服務(
06098)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)は大幅に続落した。半面、銀行株のHSBC(
00005)と中国工商銀行(
01398)、中国建設銀行(
00939)が上昇。前日下げた吉利汽車(
00175)と舜宇光学科技(
02382)は大幅に反発した。