マーケット > 速報 |
指数: 15分ディレイ
|
|
|
|
||
27日の香港市場は続落か。中国当局がネット大手や教育産業に対する統制を強めるなか、他の業界でも監督が強化されるとの懸念が市場で広がった。海外機関投資家が資金を引き揚げるとの見方が相場の重荷となりそうだ。中国本土相場の下落が続けば、投資家心理が一段と悪化して売りが膨らむ展開があり得る。
もっとも、前日のハンセン指数終値は昨年12月22日以来ほぼ7カ月ぶりの低水準だっただけに、割安感が出た銘柄を拾う動きが一定の下支えとなるだろう。心理的節目の26000ポイントが下値支持線として意識されると予想する。 26日のNY株式相場はダウ平均など主要3指数がそろって5日続伸し、連日で史上最高値を更新した。ただ、同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)が大きく下回って終えた。 |
|
||
26日のNY株式相場は5日続伸。引け後のテスラや翌日以降のアップル、マイクロソフト、アルファベットの決算発表、水曜日午後のFOMC結果公表を控える中、好決算期待や金融緩和の継続期待を背景に主要3指数がそろって最高値更新を続けた。ダウ平均は先週末水準を挟んでもみ合ったが、午後はプラス圏で推移し、82.76米ドル高(+0.24%)と5日続伸して終了。先週末に続いて取引時間中と終値の史上最高値を更新した。S&P500も0.24%高と5日続伸し、連日で最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も0.03%高と小幅ながら5日続伸し、最高値更新を続けた。
寄り前に発表された米6月新築住宅販売件数は67.6万件と、前回改定値の72.4万件や市場予想の80.0万件を下回り、コロナパンデミックからの景気回復の腰折れが懸念されたが、株式市場への影響は限られた。業種別ではエネルギーが2.50%高となったほか、素材、一般消費財、コミュニケーション、金融も0.5-0.8%上昇した。一方、ヘルスケアが0.6%下落し、IT、公益、資本財が0.02%未満の下落となった。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比+0.38の17.58ポイントと5日ぶりに上昇。一時、19.39ポイントまで上昇した。ビットコインは前日の34000米ドルから一時、1カ月半ぶりに40000米ドルを上回り、37000米ドル台で終了した。引け後に決算を発表したテスラは売上高と利益が市場予想を上回り、株価は時間外で2%超上昇した。 海外市況 |
|
||
26日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比7.15%安の191.76米ドルと2営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も5.96%安の162.37米ドルと3営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の26日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):191.76米ドル(-7.15%) ■百度(BIDU):162.37米ドル(-5.96%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):25.35米ドル(-6.90%) ■JDドットコム(JD):66.08米ドル(-8.59%) ■ウェイボー(WB):56.59米ドル(-4.41%) ■ネットイース(NTES):89.40米ドル(-13.65%) ■モモ(MOMO):11.82米ドル(-4.98%) ■レンレン(RENN):11.00米ドル(-2.65%) ■滴滴出行(DIDI):8.04米ドル(-0.25%) ■捜狐(SOHU):20.65米ドル(-1.34%) ■チーター・モバイル(CMCM):2.01米ドル(-3.37%) ■テンセント・ミュージック(TME):10.46米ドル(-2.97%) |
主要情報ヘッドライン |
ニュース |
レポート |