22日の香港株式市場で、ハンセン指数は4日ぶりに反発。終値は前日比1.83%高の27723.84ポイントだった。中国企業指数は1.79%高の10006.57ポイント。メインボードの売買代金は概算で1371億5000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。21日のNY株式相場でダウ平均など主要3指数がそろって前週末の水準を回復し、きょうの中国本土相場も上昇したことで、投資家心理が改善した。ハンセン指数は前日までの3日間で780ポイント下げただけに、幅広いセクターで買い戻しが優勢となった。ただ、上値抵抗として意識された10日移動平均(大引け時点で27630.90ポイント)を上抜けた後は上値が伸び悩んだ。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株の美団(
03690)とアリババ集団(
09988)、国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)が買われて相場の上昇を主導。前日安かった信義光能(
00968)と創科実業(
00669)は大幅に反発した。中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)、シノペック(
00386)、CNOOC(
00883)が軒並み高。カジノ株の銀河娯楽(
00027)も高い。半面、スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)と瑞声科技(
02018)が下げた。スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)は続落した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は2.22%高の7490.13ポイントと6営業日ぶりに反発。微盟集団(
02013)と新東方在線科技(
01797)が買いを集め、ともに10%超上昇した。一方、汽車之家(
02518)が大きく売られて上場来安値を更新。モルガン・スタンレーによる弱気判断を受けた売りが膨らんだもよう。