22日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続伸。終値は前日比0.34%高の3574.73ポイントだった。深セン成分指数は0.33%高の15262.19ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆3008億3700万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、序盤はマイナス圏に沈む場面もあったが、下値の堅さが意識されると、その後はプラス圏でもみ合った。目新しい買い材料が見当たらない中、前日の米株高が好感されたほか、相互取引制度を通じた香港市場からの「北向き」資金の流入も相場を支えた。もっとも、一段と買い上がる勢いは限られ、3575ポイント付近で上値の重さが目立った。
セクター別では、鉄鋼、化学、非鉄金属が高い。電子部品、証券も買われた。半面、酒造、医療、製薬が売られた。
A株市場では、三安光電(
600703)がストップ高を付けたほか、科大訊飛(
002230)が約6%上昇するなど、テクノロジーの一角が高い。重機大手の三一重工(
600031)、鉄鋼の本鋼板材(
000761)、アンガン・スチール(
000898)、宝山鋼鉄(
600019)、非鉄金属の中国アルミ(
601600)、自動車・電池メーカーのBYD(
002594)が買われた。半面、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(
600699)がストップ安。医薬品メーカーの江蘇恒瑞医薬(
600276)、上海復星医薬(
600196)が売られたほか、音響機器・電子部品メーカーの歌爾(
002241)、格安航空会社の春秋航空(
601021)、免税店運営の中国旅遊集団中免(
601888)が続落した。
上海B株指数は0.51%高の264.25ポイント、深センB株指数は0.08%高の1240.99ポイントだった。