21日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前日比0.73%高の3562.66ポイントだった。深セン成分指数は1.34%高の15212.60ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆2092億6100万元だった。
上海総合指数は終日、プラス圏で堅調に推移した。前日の米株高が好感されたほか、上海総合指数は前日まで3営業日続落した後とあって、値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻しの動きが広がった。また、相互取引制度を通じた香港市場からの「北向き」資金の流入も相場を支えた。セクター別では、非鉄金属、建材、電子部品などが買われた半面、石炭、観光・ホテル、銀行などが売られた。
A株市場では、用友網絡科技(
600588)や上海復星医薬(
600196)が大幅に上昇したほか、BYD(
002594)や広州汽車集団(
601238)の上昇も目立った。河南省での記録的な大雨による水害の発生を受け、治水関連が買われたほか、3人目の出産を容認する「生育計画の改善と人口の長期的な均衡ある発展に関する決定」の正式公布を受け、関連銘柄も買われた。半面、歌爾(
002241)や春秋航空(
601021)、中国旅遊集団中免(
601888)などが売られた。
上海B株指数は1.23%高の262.90ポイント、深センB株指数は1.97%高の1240.00ポイントだった。