週明け19日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。終値は前営業日比1.84%安の27489.78ポイントだった。中国企業指数は1.91%安の9958.56ポイント。メインボードの売買代金は概算で1428億9000万HKドル。
ハンセン指数は始値で節目の28000ポイントを割り込み、序盤に下げ幅を拡大。下落率は一時、2%を超えた。新型コロナウイルスの感染再拡大による世界的な経済活動の停滞や、米国と中国の対立先鋭化が警戒された。バイデン米政権が香港で事業展開する企業に対してデータ流出などのリスクを警告した。前週末の米株式相場も投資家心理を悪化させ、終値は9日以来ほぼ1週間ぶりの低水準となった。セクター別では情報技術と不動産・建設、一般消費財が下げた半面、通信が上げた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株の美団(
03690)や瑞声科技(
02018)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって売られた。国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、内需関連の海底撈国際(
06862)と万洲国際(
00288)も安い。半面、通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)が買われた。太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)は大幅に反発した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は2.51%安の7422.89ポイントと3営業日続落。微盟集団(
02013)と快手科技(
01024)、汽車之家(
02518)の下げがきつい。一方、前週末に安かった京東健康(
06618)は上昇した。