週明け19日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日ぶりに反落。前場終値は前日比1.59%安の27558.42ポイントだった。中国企業指数は1.66%安の9984.08ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で835億5000万HKドル。
ハンセン指数は始値で節目の28000ポイントを割り込み、序盤に下げ幅を拡大。新型コロナウイルスの感染再拡大による世界的な経済活動の停滞や、米国と中国の対立先鋭化が警戒された。バイデン米政権が香港で事業展開する企業に対してデータ流出などのリスクを警告した。前週末の米株式相場やきょうの中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させたもよう。
個別では、ハイテク株の美団(
03690)や瑞声科技(
02018)、アリババ集団(
09988)、テンセント(
00700)がそろって売られた。国際金融銘柄のHSBC(
00005)とAIAグループ(
01299)、消費財の恒安国際集団(
01044)と万洲国際(
00288)も安い。半面、通信株のチャイナ・ユニコム(
00762)とチャイナ・モバイル(
00941)が高い。太陽光発電用ガラスメーカーの信義光能(
00968)は大幅に反発した。