13日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3日続伸。前場終値は前日比1.86%高の28027.48ポイントだった。中国企業指数は2.15%高の10159.95ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で883億5000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株高の流れを引き継ぎ高く寄り付いた後、上げ幅を広げ、心理的節目の28000ポイントを回復。中国IT大手のテンセント(
00700)がニューヨーク証券取引所に上場する中国検索大手の捜狗(SOGO)を買収・非公開化する案件について、国家市場監督管理総局は12日に無条件で認可した。当局がネット企業への引き締めを強める中、今回の無条件認可は市場で「サプライズ」と受け止められたもよう。足元で調整していたネット関連株が買い戻され、相場の上昇をけん引した。
個別では、テンセントのほか、アリババ集団(
09988)、美団(
03690)がそろって5%前後の大幅高。民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、アジア生保のAIAグループ(
01299)も高い。半面、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)、不動産管理会社の碧桂園服務(
06098)、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)などがさえない。