6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。終値は前日比0.11%安の3530.26ポイントだった。深セン成分指数も0.35%安の14667.65ポイントと反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で1兆1202億6400万元だった。
上海総合指数は終始ほぼマイナス圏で推移。前場前半に一時プラス圏に浮上する場面もあったが、再びマイナス圏に沈むと下げ幅を拡大した。もっとも、心理的節目の3500ポイントを割ったところでは買い戻しが入り、終盤に下げ幅を大幅に縮小して引けた。前日の米株式市場が休場となる中、買い材料を欠き、持ち高調整の売りが広がったほか、中国政府がネット企業へ取り締まりを強化するとの警戒感も相場の重しとなった。セクター別では、医療関連が大きく下げた。材料や食品・飲料のほか、電子ITやソフトウエアサービスなどのハイテク株も売られた。半面、貴金属や保険が全面高。化学肥料や非鉄金属なども買われた。
A株市場では、復星集団傘下の製薬会社である上海復星医薬(
600196)が9%超安。同じ医薬品株の麗珠医薬集団(
000513)や雲南白薬集団(
000538)、華潤三九医薬(
000999)も大きく下げた。自動車関連株の寧波均勝電子(
600699)や広州汽車集団(
601238)も安い。半面、太陽電池メーカーの協キン集成科技(
002506)や家電量販店最大手の蘇寧易購集団(
002024)がストップ高。自動車部品メーカーの光啓技術(
002625)や家電・半導体ディスプレー大手のTCL科技集団(
000100)、化学製品メーカーの万華化学集団(
600309)なども大きく買われた。
上海B株指数は0.99%高の260.25ポイントと続伸、深センB株指数も0.41%高の1213.76ポイントと続伸した。