6日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は6営業日続落。前場終値は前日比0.58%安の27980.23ポイントだった。中国企業指数は0.40%安の10232.91ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で764億6000万HKドルだった。
前日の米株式市場が休場だったため、手掛かり難の中、ハンセン指数は本土市場を追随する動きが目立った。小安く寄り付いた後に下げ幅を広げ、ほどなくして心理的節目の28000ポイントを割り込んだ。上海総合指数が一時プラス圏に浮上すると、前日終値付近まで下げ幅を縮小したが、本土市場が失速すると再び下向きに転じた。
個別では、医薬品受託開発の薬明生物技術(
02269)が12%超の急落となったほか、製薬の石薬集団(
01093)、中国生物製薬(
01177)、医薬品通販事業者の阿里健康(
00241)の下げがきつい。中国の国家薬品監督管理局が先週末に発表した抗腫瘍薬の臨床研究開発に関するガイドラインの草案が嫌気されたもよう。スマホ部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)も安い。半面、火鍋チェーンの海底撈国際(
06862)が4%超の大幅逆行高。本土金融株の中国平安保険(
02318)、中国工商銀行(
01398)や、証券取引所運営の香港証券取引所(
00388)が買われ、相場をある程度下支えた。