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週明け5日の香港市場は反発か。米金融政策に影響する米雇用統計が前週末に発表され、イベント通過後の買い直しが入ると予想する。2日発表の6月の米雇用統計は非農業部門雇用者数(NFP)が予想以上に増加したものの、米国市場では米連邦準備理事会(FRB)がテーパリング(量的緩和の縮小)に向けた動きを加速させるほど強くないと受け止められた。同日の米長期金利が低下したことも、投資家心理を支えそうだ。
前週末のハンセン指数は4日続落し、終値が6月22日以来の低水準にあることから、値ごろ感が強い銘柄を中心に物色されそうだ。2日の米株式相場の上昇も支援材料。ダウ平均が4日続伸し、約2カ月ぶりに終値の最高値を更新。ナスダック総合とS&P500もそろって史上最高値を更新した。 なお、英IHSマークイットがきょう午前、2021年6月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)を発表する。 |
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2日の米株式市場で、中国ネット・IT株はまちまち。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比1.86%安の217.75米ドルと3日続落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も2.36%安の196.70米ドルと3日続落した。主な中国関連ネット・IT株の2日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):217.75米ドル(-1.86%) ■百度(BIDU):196.70米ドル(-2.36%) ■トリップ・ドットコム(TCOM):35.49米ドル(+0.42%) ■JDドットコム(JD):76.23米ドル(-1.56%) ■ウェイボー(WB):54.31米ドル(+2.67%) ■ネットイース(NTES):113.31米ドル(-0.35%) ■モモ(MOMO):15.11米ドル(-1.18%) ■レンレン(RENN):11.64米ドル(+1.04%) ■捜狐(SOHU):19.69米ドル(+5.75%) ■チーター・モバイル(CMCM):2.24米ドル(-2.61%) ■テンセント・ミュージック(TME):15.13米ドル(-2.20%) |
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2日のNY株式相場は続伸。注目された米6月雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が予想以上に増加したものの、失業率がやや悪化し、賃金の伸びも予想を下回ったことで、FRBの金融政策の見通しに大きな変化がなかったことが米国株の支援となった。S&P500は0.75%高と7日続伸し、7日連続で史上最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も0.81%高と続伸し、3日ぶりに最高値を更新した。ダウ平均も152.82米ドル高(+0.44%)と4日続伸。ほぼ一日の高値で終了し、約2カ月ぶりに終値の最高値を更新した。
週間ではナスダック総合が1.94%高、S&P500が1.67%高、ダウ平均が1.02%高となり、3指数がそろって2週続伸。年初来では、S&P500が15.87%高、ダウ平均が13.66%高、ナスダック総合が13.59%高となった。 寄り前に発表された6月雇用統計は、NFPが85.0万人増と前月改定値の58.3万人増から伸びが加速し、市場予想の70.0万人増を上回った。一方、失業率は5月の5.8%から5.9%に悪化し、平均賃金は前月が+0.3%、前年比が+3.6%と、それぞれ予想の+0.4%、+3.7%を下回った。米10年債利回りは前日の1.46%から1.43%に低下。ドル円は前日の111.50円から111.04円に下落した。S&P500の11セクターはIT、一般消費財が1%超上昇し、コミュニケーション、ヘルスケア、不動産も0.5-0.9%上昇。一方、金融とエネルギーの2セクターがともに0.20%安となった。 海外市況 |
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