29日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.92%安の3573.18ポイントだった。深セン成分指数は0.99%安の14999.80ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9974億2900万元だった。
上海総合指数は安く寄り付き、ほどなくして心理的節目の3600ポイントを割ると一本調子で下げ幅を拡大。終始マイナス圏できょうの取引を終えた。上海総合指数は前週末まで5日続伸していたこともあり、あすの6月の製造業購買担当景気指数(PMI)の発表を前に利益確定売りや様子見ムードが広がった。セクター別では、軍需関連がほぼ全面安。家具や自動車なども大きく売られた。一方、繊維・アパレルや観光・ホテルなどが堅調だった。
A株市場では、ITサービス事業者の紫光(
000938)や自動車部品メーカーの浙江世宝(
002703)、光啓技術(
002625)、華域汽車系統(
600741)が大幅安。中国航空大手の中国国際航空(
601111)や証券会社の東方証券(
600958)、酒造メーカーの江蘇洋河酒廠(
002304)や瀘州老窖(
000568)も安い。半面、北京百貨店チェーンの王府井集団(
600859)が6%超の逆行高。単結晶シリコンメーカーの隆基緑能科技(
601012)やレーザー機器メーカーの大族激光科技産業集団(
002008)、厨房機器メーカーの杭州老板電器(
002508)も買われた。
上海B株指数は0.04%安の254.09ポイントと続落、深センB株指数は0.50%安の1186.75ポイントと6営業日ぶりに反落した。