18日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前日比0.85%高の28801.27ポイントだった。中国企業指数は0.54%高の10646.39ポイント。メインボードの売買代金は概算で2055億HKドルだった。
ハンセン指数はほぼ終日プラス圏で堅調に推移した。米長期金利の低下を受けて前日のNY市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、香港市場でもハイテク株が買われて相場を支えた。ただ、商品先物相場の下落を受けて素材株やエネルギー株が売られたほか、金融株も売られ、上値は重かった。積極的に上値を買い上がる材料に欠ける中、個別物色の動きが強まった。
ハンセン指数構成銘柄では、薬明生物技術(
02269)が9%超上昇したほか、信義光能(
00968)や舜宇光学科技(
02382)の上昇も目立った。2021年6月中間決算で大幅増益となる見通しを明らかにした安踏体育用品(
02020)は6%超上昇した。美団(
03690)やアリババ集団(
09988)も買われた。半面、原油相場の下落を受けてシノペック(
00386)やペトロチャイナ(
00857)が売られたほか、経営環境の悪化を懸念し、華潤置地(
01109)や中国海外発展(
00688)も売られた。
この他では、シティが業績に楽観見通しを示した大新金融集団(
00440)と大新銀行(
02356)が急騰。開催中の「618」セールで販売好調が伝わったJDドットコム(
09618)は3%超上昇した。半面、金相場の下落を受けて紫金鉱業集団(
02899)や招金鉱業(
01818)が下げた。