18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.59%高の28728.14ポイントだった。中国企業指数は0.27%高の10618.12ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で814億2000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付いた後、プラス圏で堅調に推移した。米長期金利の低下を受けて前日のNY市場でハイテク株が買われた流れを引き継ぎ、香港市場でもハイテク株が買われて相場を支えた。ただ、商品先物相場の下落を受けて素材株やエネルギー株が売られたほか、金融株も売られ、上値は重かった。また、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、個別物色の動きが強まった。
個別では、美団(
03690)やテンセント(
00700)が買われて指数を押し上げた。開催中の「618」セールで販売好調が伝わったJDドットコム(
09618)は4%近く上昇した。2021年6月中間決算で大幅増益となる見通しを明らかにした安踏体育用品(
02020)は5%超上昇。信義光能(
00968)や舜宇光学科技(
02382)も大幅高。半面、原油相場の下落を受けてシノペック(
00386)やペトロチャイナ(
00857)が売られたほか、経営環境の悪化を懸念し、華潤置地(
01109)や碧桂園(
02007)も売られた。