18日前場の中国本土株式市場で、上海総合指数は反落。前場終値は前日比0.49%安の3508.29ポイントだった。深セン成分指数は0.01%安の14470.77ポイントと反落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で6190億3600万元だった。
上海総合指数は安く寄り付いた後、総じてマイナス圏でもみ合った。米国の早期利上げ観測を受けて米ドルに対して人民元安が進み、外資の流出が警戒されたもよう。米中関係を巡っては強弱の材料が交錯。米国のサリバン大統領補佐官が17日、バイデン米大統領と中国の習近平国家主席の対面または電話での会談を検討していることを明らかにした一方、米連邦通信委員会(FCC)は中興通訊(
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000063)など中国企業5社の通信機器の認証を今後禁じる規制案を公表したほか、バイデン米政権が中国製アプリへの規制を強化すると外電が伝えた。
セクター別では、石油、石炭、セメント・建材が売られたほか、酒造、保険、銀行も安い。半面、航空機製造・宇宙関連、自動車の一角が堅調。
上海B株指数は0.16%安の251.10ポイントと5営業日続落、深センB株指数は0.42%安の1158.36ポイントと反落した。