17日の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。終値は前日比0.43%高の28558.59ポイントだった。中国企業指数は0.25%高の10589.67ポイント。メインボードの売買代金は概算で1402億5000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継いで安く始まったが、売り一巡後は前日終値を挟んでもみ合いとなった。大引けにかけて上げ幅を広げ、結局はきょうの高値圏で引けた。前日は終値ベースで5月24日以来の安値を連日で更新していた上、きょうの中国本土相場が上昇したことで、値ごろ感に注目した買いが相場を支えた。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受けて米国が金融緩和を想定より早期に縮小するとの懸念がくすぶり、上値の重さが目立った。セクター別では、工業と医療・ヘルスケア、公共事業が上げた半面、通信が下げた。
ハンセン指数構成銘柄では、自動車メーカーのBYD(
01211)とスマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)がそろって大幅に反発。スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)とバイオ医薬の薬明生物技術(
02269)も大きく買い戻された。半面、外食大手の海底撈国際(
06862)の下げがきつい。ヘルステックの阿里健康(
00241)、ニット衣料大手の申洲国際集団(
02313)も売られた。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は0.90%高の7601.52ポイントと3日ぶりに反発。快手科技(
01024)や新東方在線科技(
01797)、キングソフト(
03888)が大幅に続落した。一方、半導体ファウンドリーの華虹半導体(
01347)が10.09%高と急反発した。