17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3日ぶりに反発。前場終値は前日比0.28%高の28516.97ポイントだった。中国企業指数は0.21%高の10585.37ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で709億9000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株安の流れを引き継いで安く寄り付いたものの、序盤に上げに転じた。前日は終値ベースで5月24日以来の安値を連日で更新していた上、きょうの中国本土相場が上昇したことで、自律的反発を見込む買いが入ったもよう。もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を受け、米国が金融緩和を想定より早期に縮小するとの懸念がくすぶり、上値は伸び悩んだ。
個別では、ハイテク株の美団(
03690)と舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)、小米集団(
01810)、がそろって反発して相場を支えた。自動車メーカーのBYD(
01211)と吉利汽車(
00175)、スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)も大きく買い戻された。半面、外食大手の海底撈国際(
06862)の下げがきつい。ヘルステックの阿里健康(
00241)、医薬品株の中国生物製薬(
01177)、石油株のペトロチャイナ(
00857)も売られた。