■中国平安保険（02318/601318）：2021年1−5月の保険料収入は前年同期比5.7％減の3610億8200万元だった。5月単月では前年同月比5％減の584億9300万元。

■中国太平洋保険（02601/601601）： 2021年1−5月の保険料収入は前年同期比5.2％増の1887億8200万元だった。5月単月では前年同月比1％減の257億1600万元。

■越秀地産（00123）：不動産管理サービス子会社の越秀服務集団の分離上場計画が香港証券取引所（00388）のヒアリングを通過した。『香港経済日報』によると、分離上場で2億−2億5000万米ドル（約15億6000万−19億5000万HKドル）を調達するもよう。

                        終値     前日比   騰落率

NYMEX原油 中心限月       70.88    -0.03    -0.04%

COMEX金 中心限月       1865.90   -13.70    -0.73%

LME銅 3カ月物          9971.70   -31.80    -0.32%

LMEアルミ 3カ月物      2494.00    34.00     1.38%

　連休明け15日の香港市場は上値の重い展開か。中国本土であす16日に小売売上高や鉱工業生産、固定資産投資など5月の主要経済指標が発表されるほか、16日まで米連邦公開市場委員会（FOMC）が開催される。米国の量的金融緩和の縮小（テーパリング）が市場の焦点となるなか、結果を見極めたい投資家は積極的な買いを控える可能性がある。

　米中対立のさらなる激化に対する警戒感も重荷になりそうだ。主要7カ国首脳会議（G7サミット）は共同声明で、台湾海峡や新疆ウイグル自治区の人権問題などを明記。それに対して中国は「内政の干渉だ」と強く反発している。また、14日に開かれた北大西洋条約機構（NATO）首脳会議でも、中国を「体制上の挑戦」とみなす共同声明をまとめた。

　14日の香港株の米国預託証券（ADR）は、主力株ではHSBC（00005）、AIAグループ（01299）、テンセント（00700）が香港終値を上回った半面、中国建設銀行（00939）が下回って引けた。香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を約25ポイント上回って寄り付くことになる。