25日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比1.75%高の28910.86ポイントだった。中国企業指数は1.42%高の10792.63ポイント。メインボードの売買代金は概算で1678億7000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、ほぼ一本調子で上げ幅を拡大。終値は4月29日以来ほぼ1カ月ぶりの高値圏となった。米長期金利が落ち着いた値動きとなり、24日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。金利の上昇局面で売られやすいハイテク株を中心に、全セクターで買いが優勢。中国本土相場の上昇も買い安心感を支えた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株のテンセント(
00700)、小米集団(
01810)、舜宇光学科技(
02382)、美団(
03690)、阿里健康(
00241)がそろって買われた。バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)、取引所運営の香港証券取引所(
00388)も大幅に上昇。保険株の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)は軒並み高となった。一方、24日に2021年1−3月期決算を発表した中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)がともに反落した。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.62%高の8004.37ポイントと反発した。金蝶国際ソフト(
00268)が10%近い大幅続伸。前日安かった微盟集団(
02013)、明源雲集団(
00909)は急上昇した。一方、快手科技(
01024)は1−3月期決算の赤字拡大を嫌気する売りが膨らみ、11.46%安。