25日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。前場終値は前日比1.26%高の28770.65ポイントだった。中国企業指数は0.95%高の10742.70ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で852億5000万HKドル。
ハンセン指数は小高く寄り付き、序盤に上げ幅を拡大。米長期金利が落ち着いた値動きとなり、24日の米株式相場が上昇した流れを引き継いだ。金利の上昇局面で売られやすいハイテク株が買い直され、相場を押し上げた。中国本土相場の上昇も買い安心感を支えた。指数は50日移動平均(前引け時点で28658.31ポイント)を上抜け、前場の高値圏で引けた。
個別では、ハイテク株の小米集団(
01810)、テンセント(
00700)、舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)、美団(
03690)がそろって買われた。バイオ医薬の薬明生物技術(
02269)、スポーツ用品の安踏体育用品(
02020)も大幅に上昇。保険株の中国人寿保険(
02628)、中国平安保険(
02318)、AIAグループ(
01299)は軒並み高となった。一方、24日に2021年1−3月期決算を発表した中国生物製薬(
01177)と石薬集団(
01093)がともに反落。前日高かった創科実業(
00669)も下げた。