週明け24日の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。終値は前営業日比0.16%安の28412.26ポイントだった。中国企業指数は0.57%安の10641.40ポイント。メインボードの売買代金は概算で1208億8000万HKドル。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、下落幅を拡大。10日移動平均(大引け時点で28269.56ポイント)を超えた28200ポイント付近で下値の堅さを確認すると、じりじりと下げ幅を縮小したが勢いは限られた。前週末のNY市場で、ビットコインをはじめとする暗号資産価格の下落を受けてハイテク株が下落した流れを引き継いだ。また、中国当局が引き続き商品相場の上昇に警戒感を示していると伝わったことも投資家心理を悪化させた。株価指数を運営するハンセン・インデックシズが21日に発表したハンセン指数構成銘柄の見直しを受けた売買も活発だった。セクター別では、素材や情報技術、コングロマリットなどが売られた半面、不動産・建設や通信、金融が買われた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株の小米集団(
01810)や美団(
03690)、アリババ集団(
09988)、阿里健康(
00241)が安い。火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も下げた。半面、きょう決算を発表した石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)が高い。電動工具大手の創科実業(
00669)や飲料株のバドワイザーAPAC(
01876)、銀行株の交通銀行(
03328)も買われた。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.85%安の7876.61ポイントと5営業日ぶりに反落した。ハンセン指数への新規採用が期待されていたネットイース(
09999)や京東健康(
06618)は4%、6%超の大幅安。一方、スマホ部品・受託製造大手のBYDエレクトロニック(
00285)や半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)が買われた。