週明け24日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4営業日ぶりに反発。終値は前営業日比0.31%高の3497.28ポイントだった。深セン成分指数は0.62%高の14506.61ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8422億4800万元だった。
上海総合指数は総じてプラス圏でもみ合った。前週末まで3日続落し、心理的節目の3500ポイントを割り込んだ後とあって、反発狙いの買いが相場を支えた。もっとも積極的な材料に乏しい中、勢いは限られた。心理的節目の3500ポイントに近づく水準では上値の重さが目立ち、前場にはマイナス圏に沈む場面もあった。
セクター別では、酒造、環境関連、製紙、ソフトウエアサービスが高い。半面、当局の監督強化を受けた商品相場の下落を嫌気して鉄鋼、非鉄金属が売られた。
A株市場では、テクノロジー関連の用友網絡科技(
600588)、立訊精密工業(
002475)、科大訊飛(
002230)が高い。製紙株のチェンミン・ペーパー(
000488)が大幅に続伸。証券株の招商証券(
600999)、中信証券(
600030)も買われた。半面、豚肉価格の下落を受けて養豚関連の牧原食品(
002714)、新希望六和(
000876)が売られたほか、自動車株の重慶長安汽車(
000625)、広州汽車集団(
601238)、電子設備メーカーの富士康工業互聯網(
601138)、素材の中国アルミ(
601600)、宝山鋼鉄(
600019)が下げた。
上海B株指数は0.31%高の247.82ポイントと続伸、深センB株指数は0.19%安の1146.07ポイントと反落した。