週明け24日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に反落。前場終値は前営業日比0.41%安の28342.10ポイントだった。中国企業指数は0.83%安の10614.25ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で667億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は安く寄り付いた後、ほどなくして下落幅を拡大。10日移動平均(前引け時点で28262.55ポイント)を越えた付近で下値の堅さを確認すると、じりじりと下げ幅を縮小したが、マイナス圏で前場の取引を終えた。前週末のNY市場で、ビットコインをはじめとする暗号資産価格の下落を受けてハイテク株が下落した流れを引き継いでいるもよう。株価指数を運営するハンセン・インデックシズが21日に発表したハンセン指数構成銘柄の見直しで、新規採用が期待されていた主力テック系銘柄の採用が見送られたことも地合いを悪化させている。
個別ではハイテク株の小米集団(
01810)や美団(
03690)、アリババ集団(
09988)が安い。オンライン医療の阿里健康(
00241)や火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)、民営自動車メーカーの吉利汽車(
00175)も下げている。半面、電動工具大手の創科実業(
00669)や銀行株の交通銀行(
03328)が高い。医薬品メーカーの石薬集団(
01093)や中国生物製薬(
01177)も買われている。