21日の香港市場でハンセン指数は反発して始まった。20日の米市場で長期金利が低下し、ハイテク株が買い戻されて株式相場が上昇した流れを引き継いだ。きょうの中国本土相場の上昇も買い安心感につながった。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前日比0.20％高の28506.03ポイントで推移している。個別では、ハイテク株の舜宇光学科技（02382）やアリババ集団（09988）、小米集団（01810）が軒並み高。ニット織物大手の申洲国際集団（02313）、外食大手の海底撈国際（06862）が大きく買われている。半面、前日大引け後に2021年1−3月期決算を発表したテンセント（00700）が売られ、相場の重荷となっている。

　21日の中国本土株式市場で上海総合指数は反発して始まった。前日のNY市場で長期金利が低下し、ハイテク株が買い戻されて株式相場が上昇した流れを引き継いだ。値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きも広がっているもよう。

　指数は日本時間午前10時37分現在、前日比0.25％高の3515.76ポイントで推移している。セクター別では、保険が全面高となっているほか、電子、ITも買われている。前日大きく売られた石炭も反発。半面、造船や証券が売られている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3510.84      3.90      0.11

 上海B株指数                    245.98     -0.38     -0.15

 深セン成分指数               14582.07     46.97      0.32

 深センB株指数                 1146.76     -0.59     -0.05

 滬深300指数（CSI300指数）     5199.13     12.72      0.25