18日の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。終値は前日比1.42%高の28593.81ポイントだった。中国企業指数は1.43%高の10654.30ポイント。メインボードの売買代金は概算で1305億3000万HKドルだった。
ハンセン指数はほぼ全面高。始値で10日移動平均(大引け時点で28304.07ポイント)を上抜けてじりじりと上げ幅を広げ、終値は10日以来ほぼ1週間ぶりの高値となった。新型コロナウイルスのワクチン普及が進み、世界的に景気が回復するとの期待から幅広いセクターで買いが優勢だった。17日の米株式相場は下落したものの、アジア時間きょうのダウ平均先物と主要なアジア株式相場が上昇したことで投資家が運用リスクを取りやすくなったもよう。
ハンセン指数を構成する55銘柄のうち、53銘柄が上昇した。米原油先物相場の続伸を受けて中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)、CNOOC(
00883)が軒並み高。繊維株の申洲国際集団(
02313)と医薬品株の中国生物製薬(
01177)は大幅に反発した。碧桂園(
02007)や華潤置地(
01109)など不動産株の上昇が目立つ。上海証券取引所に重複上場する計画を発表したチャイナ・モバイル(
00941)も買われた。一方、前日高かった安踏体育用品(
02020)と海底撈国際(
06862)が下げた。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.53%高の7817.69ポイントと続伸した。オンライン旅行会社の同程芸龍(
00780) やスマートフォン部品メーカーの瑞声科技(
02018)が大幅に続伸。半面、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)は続落した。