18日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続伸。終値は前日比0.32%高の3529.01ポイントだった。深セン成分指数は0.04%安の14450.60ポイント。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7520億8800万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付き後、前日終値を挟んで一進一退の方向感を欠く展開が続いたが、終盤にマイナス圏から切り返して上昇幅を拡大すると高値できょうの取引を終えた。中国経済の回復に対する楽観的な見方が引き続き買いを支えた。ただ、前日に4月の中国主要経済統計の発表を終えて持ち高調整の売りも出たもよう。香港市場の休場を前に北向きのストックコネクトが休止となっていることから、海外からの資金流入が細るとの懸念にもつながった。
セクター別では、石油や宝飾品がほぼ全面高になったほか、軍需、非鉄金属、鉄鋼も高い。半面、前日に買われた医療が安い。セメント・建材、銀行、環境関連なども下げた。
A株市場では、石油株のペトロチャイナ(
601857)やシノペック(
600028)が高い。鉄鋼株のアンガン・スチール(
000898)や本鋼板材(
000761)、航空株の中国東方航空(
600115)や中国国際航空(
601111)も買われた。宅配大手の順豊控股(
002352)や大手生保会社の新華人寿保険(
601336)もしっかり。半面、復星集団傘下の製薬会社である上海復星医薬(
600196)が8%超安。自動車メーカーの華域汽車系統(
600741)や江鈴汽車(
000550)も大きく下げている。
上海B株指数は0.22%高の251.75ポイントと3営業日続伸、深センB株指数は0.38%高の1154.02ポイントと反発した。