18日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は3営業日続伸。前場終値は前日比1.25%高の28545.20ポイントだった。中国企業指数は1.22%高の10632.05ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で720億500万HKドルだった。
ハンセン指数はほぼ全面高。始値で10日移動平均(前引け時点で28299.21ポイント)を上抜け、上昇率1%超の水準で堅調に推移した。新型コロナウイルスのワクチン普及が進み、世界的に景気が回復するとの期待から幅広いセクターで買いが優勢となった。前日のニューヨーク市場で米ドルが軟調に推移した上、原油先物相場が続伸したことも投資家心理を支えたもよう。
個別では、中国石油メジャーのペトロチャイナ(
00857)とシノペック(
00386)、CNOOC(
00883)が軒並み上昇。九龍倉置業地産(
01997)などの不動産株の上昇が目立つ。医薬品株の中国生物製薬(
01177)、中国政府系複合企業の中国中信(
00267)も大幅高だった。上海証券取引所に重複上場する計画を発表したチャイナ・モバイル(
00941)は大きく買われている。一方、前日高かった安踏体育用品(
02020)と海底撈国際(
06862)が下げた。