週明け17日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.59%高の28194.09ポイントだった。中国企業指数は0.95%高の10503.84ポイント。メインボードの売買代金は概算で1456億3000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、もみ合いながら緩やかに上昇。ただ、終盤に伸び悩むと失速してきょうの取引を終えた。前週末の米株高を受けて買いが先行した。14日に発表された4月の米小売売上高が予想を下回ったことを受けて米長期金利が低下したことでハイテク株を中心に買いが膨らんだ。4月の中国主要経済指標はまちまちだったが、本土市場が終日プラス圏を維持したことも相場を支えた。セクター別では、素材、情報技術、工業が高い。半面、公共事業が売られた。
ハンセン指数構成銘柄では、ハイテク株の美団(
03690)やテンセント(
00700)が高い。中国内需関連の吉利汽車(
00175)や安踏体育用品(
02020)、中国蒙牛乳業(
02319)、海底撈国際(
06862)、光学部品メーカーの舜宇光学科技(
02382)なども買われた。半面、電動工具大手の創科実業(
00669)や長江グループ系の長江インフラ(
01038)、電能実業(
00006)が安い。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は1.78%高の7699.96ポイントと反発した。ERPシステムの開発大手である金蝶国際ソフト(
00268)やソフトウエア会社の明源雲集団(
00909)が6%超高。一方、半導体ファウンドリーのSMIC(
00981)や華虹半導体(
01347)が安い。