週明け17日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前営業日比0.39%高の28137.09ポイントだった。中国企業指数は0.72%高の10479.73ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で833億2000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、序盤に上げ幅を縮小したが、再び上昇に転じる場面もあり、プラス圏を維持したまま前場の取引を終えた。前週末の米株高を受けて買いが先行した。14日に発表された4月の米小売売上高が予想を下回ったことを受けて米長期金利が低下したことからハイテク株が買われているもよう。一方、4月の中国主要経済指標はまちまち。鉱工業生産が予想と一致し、固定資産投資が予想を上回ったが、小売売上高が予想を大幅に下回った。
個別では、ハイテク株の美団(
03690)やテンセント(
00700)が高い。一般消費財の吉利汽車(
00175)や安踏体育用品(
02020)、乳製品大手の中国蒙牛乳業(
02319)、石油株のペトロチャイナ(
00857)やシノペック(
00386)なども買われている。半面、電動工具大手の創科実業(
00669)や長江グループ系の長江インフラ(
01038)、電能実業(
00006)が安い。銀行株の中国工商銀行(
01398)や医薬品メーカーの石薬集団(
01093)も下げている。