14日の中国本土株式市場で、上海総合指数は反発。終値は前日比1.77%高の3490.38ポイントだった。深セン成分指数も2.09%高の14208.78ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で9017億300万元だった。
上海総合指数は序盤にマイナス圏に沈む場面もあったものの、その後はほぼ一本調子で上げ幅を拡大し、きょうの高値圏で取引を終えた。米長期金利の上昇が一服し、13日の米株式相場が4日ぶりに反発した流れを引き継いだ。中国では消費サービスなどの業界の景気回復が今後も続くとの見方から楽観ムードが広がったほか、香港市場との相互取引制度を通じた「北向き」資金の流入も相場を押し上げた。セクター別では、証券や保険がほぼ全面高となり、相場の上げを主導。航空・宇宙、環境保護、食品・飲料なども買われた。半面、石炭、石油、鉄鋼などが売られた。
A株市場では、重慶長安汽車(
000625)がストップ高を付けたほか、中国人寿保険(
601628)は9%上昇した。招商証券(
600999)や中信証券(
600030)も上昇が目立った。半面、、企業の正常な経営活動の保護を目的に河北省唐山市の市場監督管理委員会などが市内の鉄鋼メーカーに対し行政指導を行ったと伝わり、本鋼板材(
000761)やアンガン・スチール(
000898)が売られた。
上海B株指数は1.02%高の250.22ポイント、深センB株指数は0.76%高の1153.58ポイントとともに反発した。