13日の中国本土株式市場で、上海総合指数は4日ぶりに反落。終値は前日比0.96%安の3429.54ポイントだった。深セン成分指数は1.05%安の13917.65ポイントと3日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で8016億6800万元だった。
上海総合指数は前日のNY市場が大幅下落した流れを引き継ぎ、終日マイナス圏で軟調に推移した。金融引き締めが警戒されたほか、上海総合指数は前日まで3日続伸し、約2週ぶり高値を付けた後とあって、積極的な買いにつながる目新しい材料が見当たらない中、利益確定の売りが相場の重しとなった。セクター別では、石炭、鉄鋼、非鉄金属などが売られた半面、造船、医薬、酒造などが買われた。
A株市場では、中国アルミ(
601600)や宝山鋼鉄(
600019)、紫金鉱業集団(
601899)の下落が目立った。原材料価格の高騰を受け、中国南部にある家電メーカーがODM(相手先ブランドでの設計・製造)受注の一時停止を通知したと伝わり、海信家電集団(
000921)や海爾智家(
600690)も売られた。半面、習近平国家主席が12日に河南省南陽市にある東洋医学に関する観光名所や企業を視察したと伝わり、貴州百霊企業集団製薬(
002424)や重慶華森製薬(
002907)などが大きく買われた。
上海B株指数は1.42%安の247.70ポイント、深センB株指数は0.98%安の1144.87ポイントとともに4日ぶりに反落した。