11日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は大幅に3営業日続落。前場終値は前日比2.15%安の27982.21ポイントだった。中国企業指数は2.37%安の10398.45ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で1094億5000万HKドル。
ハンセン指数はほぼ全面安の展開。心理的節目の28000ポイントを割り込んで前場の取引を終えた。前日に続いてインターネット・プラットフォーム大手に対する中国当局の監督強化が警戒され、ハイテク株の下落が相場の重荷となった。10日のNY市場でハイテク株主体のナスダック総合が3日ぶりに大幅反落したほか、アジア時間きょうのダウ平均先物や中国本土相場の下落も投資家心理を悪化させた。
個別では、生活情報サイト運営の美団(
03690)が連日の急落。ハイテク株のテンセント(
00700)やアリババ集団(
09988)、瑞声科技(
02018)、小米集団(
01810)が軒並み売られた。前日大引け後に4月の新車販売台数を発表した吉利汽車(
00175)や、繊維株の申洲国際集団(
02313)、カジノ株の銀河娯楽(
00027)の下げもきつい。一方、前日安かった海底撈国際(
06862)、中国蒙牛乳業(
02319)が買われた。