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11日の香港市場は続落か。中国当局による監督強化の懸念や米ナスダック総合指数の下落を背景にハイテク株売りの圧力が高まりそうだ。前日は生活サイト運営の美団(03690)が急落してハンセン指数を押し下げた。同社の王興最高経営責任者(CEO)が唐詩「焚書坑」をソーシャルメディアに投稿し、当局が進める独占行為取り締まりへの不服表明との受け止め方が市場で広がった。
もっとも、10日のハンセン指数終値は下値支持線として意識される100日移動平均(10日大引け時点で28650.90ポイント)を割り込んだだけに、割安感がある銘柄が買われて相場を下支えする展開がありそうだ。 一方、米国では金利の先高観を背景に主力ハイテク株に利益確定売りが強まった。長期金利の指標となる米10年債利回りは1.60%と前日比0.02%上昇した。10日のNY株式相場はダウ平均が小幅ながら6営業日ぶりに反落。ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりに大幅反落した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、中国4大商業銀行の中国建設銀行(00939)が香港終値を下回った半面、英金融大手HSBC(00005)が上回って終えた。 |
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10日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比2.57%安の219.53米ドルと8営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も4.23%安の183.44米ドルと11営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の10日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):219.53米ドル(-2.57%) ■百度(BIDU):183.44米ドル(-4.23%) ■トリップ・ドット・コム(TCOM):36.81米ドル(-6.14%) ■JDドット・コム(JD):71.40米ドル(-5.44%) ■ウェイボー(WB):48.67米ドル(+1.59%) ■ネットイース(NTES):105.54米ドル(-3.93%) ■モモ(MOMO):13.97米ドル(-2.78%) ■レンレン(RENN):9.15米ドル(-4.98%) ■捜狐(SOHU):17.32米ドル(-3.40%) ■チーター・モバイル(CMCM):2.01米ドル(-1.95%) ■テンセント・ミュージック(TME):15.23米ドル(-5.23%) |
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10日のNY株式相場は反落。金利の先高観を背景に主力ハイテク株に利益確定売りが強まった。ダウ平均は景気回復期待を背景に、朝方に313米ドル高まで上昇し、4営業日連続で取引時間中の史上最高値を更新したが、取引終盤に急落し、34.94米ドル安(-0.10%)と6営業日ぶりに小幅反落して終了。S&P500も1.04%安と4日ぶりに反落した。ハイテク株主体のナスダック総合は3日ぶりの大幅反落。終日マイナス圏で推移し、2.55%安の安値引けとなった。テスラが6.44%安、フェイスブックが4.11%安となったほか、エヌビディア、アマゾンが3%超下落し、アップル、アルファベット、マイクロソフトも2%超下落した。センチメントは悪化。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比+2.97の19.66ポイントに上昇した。
先週末の米4月雇用統計で非農業部門雇用者数と失業率が大きく下振れしたことで、金融緩和策の早期縮小観測が後退し7日の取引ではハイテク株が買い直されたが、金利の先高観は根強く再びハイテク株売りが強まった。米10年債利回りは1.60%と前日比0.02%上昇した。S&P500の11セクターは公益が1.01%高、生活必需品が0.77%高、不動産が0.35%高とディフェンシブ・セクターが上昇した一方、ITが2.53%安と急落し、一般消費財とコミュニケーションも1.9%超下落した。 海外市況 |
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