週明け10日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は小幅に続落。前場終値は前営業日比0.33%安の28517.48ポイントだった。中国企業指数は0.58%安の10636.49ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で883億4000万HKドル。
ハンセン指数は高く寄り付いた後、一時上げ幅を拡大する場面もみられたが、ほどなくして上げ幅を縮小してマイナス圏に沈んだ。前週末の米株式相場が上昇した流れを引き継いで買いが先行したものの、買い一巡後に上値の重さが嫌気されたほか、インドなどでの新型コロナウイルスの感染拡大で世界経済の回復の遅れが懸念されているもよう。また、ハイテク株の売りが膨らんだことも相場の重しとなった。
個別では、プラットフォーム企業への中国当局の締め付け強化に対する警戒感から美団(
03690)が8%超の急落。アリババ集団(
09988)やテンセント(
00700)も安い。スポーツ用品大手の安踏体育用品(
02020)や火鍋料理チェーンの海底撈国際(
06862)も下げている。一方、バイオ医薬品の中国生物製薬(
01177)や石薬集団(
01093)、薬明生物技術(
02269)や阿里健康(
00241)などが高い。石油株のCNOOC(
00883)、シノペック(
00386)も買われている。