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週明け10日の香港市場は、前週末の米株高の流れを引き継いで買いが先行か。7日発表された4月の米雇用統計が弱い結果だったことで、超緩和的な金融政策の長期化観測が浮上し、相場を支えると予想する。米長期金利の低下も支援材料となるだろう。指標となる10年物米国債利回りは一時1.47%と3月上旬以来ほぼ2カ月ぶりの低水準を付けた。
もっとも、買い一巡後は伸び悩む展開があり得る。最近のハンセン指数は狭いレンジでもみ合う場面が目立ち、投資家が持ち高を積極的に一方向へ傾けづらい相場が続いている。 7日のNY株式相場は、ダウ平均が5日続伸し、3日連続で史上最高値を更新した。ハイテク株主体のナスダック総合も続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)高安まちまち。アジア保険株のAIAグループ(01299)や中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、取引所運営の香港証券取引所(00388)などが香港終値を上回った半面、中国ネット通販最大手のアリババ集団(09988)、不動産株の華潤置地(01109)が下回って引けた。 |
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7日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比0.49%安の225.31米ドルと7営業日続落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も0.41%安の191.55米ドルと10営業日続落した。主な中国関連ネット・IT株の7日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):225.31米ドル(-0.49%) ■百度(BIDU):191.55米ドル(-0.41%) ■トリップ・ドット・コム(TCOM):39.22米ドル(-0.18%) ■JDドット・コム(JD):75.51米ドル(-1.15%) ■ウェイボー(WB):47.91米ドル(-0.50%) ■ネットイース(NTES):109.86米ドル(+0.09%) ■モモ(MOMO):14.37米ドル(+1.05%) ■レンレン(RENN):9.63米ドル(-2.53%) ■捜狐(SOHU):17.93米ドル(+1.13%) ■チーター・モバイル(CMCM):2.05米ドル(-0.49%) ■テンセント・ミュージック(TME):16.07米ドル(-1.41%) |
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7日のNY株式相場は続伸。注目された米4月雇用統計が弱い結果となったが、超緩和的な金融政策の長期化期待が株価の支援となった。ダウ平均は朝方に84米ドル安まで下落したが、229.23米ドル高(+0.66%)とほぼ一日の高値で終了。5日続伸し、3日連続で史上最高値を更新した。S&P500も0.74%高と3日続伸し、6営業日ぶりに最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合は0.88%高と続伸し、最高値まで3.23%に迫った。雇用統計では、非農業部門雇用者数が26.6万人増と市場予想の97.8万人増を大きく下回り、失業率は3月の6.0%から5.8%に低下するとの予想に反して6.1%に上昇した。ただ、悪化は一時的なもので、景気回復の鈍化を示す兆候とは受け止められず、季節調整のミスなどが要因との見方もあった。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-1.70の16.69ポイントと4月16日以来の水準に低下した。
業種別ではS&P500の全11セクターが上昇。エネルギー、不動産、資本財が1%超上昇し、素材、一般消費財、IT、ヘルスケアも0.7-0.9%上昇。一方、生活必需品、公益のディフェンシブ・セクターが0.3%未満の上昇にとどまった。 週間では、ダウ平均が2.67%高と3週ぶりに反発し、S&P500は1.23%高と2週続伸。一方、ナスダック総合は1.51%安と3週続落。年初来では、ダウ平均が13.63%高、S&P500が12.69%高、ナスダック総合が6.70%高となった。 海外市況 |
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