7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日続落。終値は前日比0.65%安の3418.87ポイントだった。深セン成分指数は1.95%安の13933.81ポイントと続落した。上海、深セン両市場の半日の売買代金は概算で8838億8300万元だった。
上海総合指数は小高く寄り付いた後、前場はおおむねプラス圏でもみ合った。きょう発表された4月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が20年12月(56.3)以来の高水準となったことや、貿易統計の予想上振れを好感。ただ、上値の重さが意識されると、後場に入ると指数は失速。3420ポイント付近で下げ渋ったものの、4月15日以来、約3週間ぶりの安値を更新した。
セクター別では、医療、製薬、電子、自動車などが急落し、地合いを冷やした。半面、石炭、鉄鋼、非鉄金属が続伸した。
A株市場では、テクノロジー関連の歌爾(
002241)、立訊精密工業(
002475)、杭州海康威視数字技術(
002415)や家電大手の海爾智家(
600690)、自動車・電池メーカーのBYD(
002594)の下げが目立った。観光関連の中国旅遊集団中免(
601888)、上海国際機場(
600009)、自動車部品メーカーの寧波均勝電子(
600699)が続落した。半面、製紙のチェンミン・ペーパー(
000488)、鉄鋼の本鋼板材(
000761)、非鉄金属の中国アルミ(
601600)が逆行高を演じた。
上海B株指数は0.16%安の248.22ポイント、深センB株指数は0.51%安の1134.98ポイントとともに3営業日続落した。