7日前場の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。前場終値は前日比0.52%高の28787.11ポイントだった。中国企業指数は0.15%高の10771.99ポイント。半日のメインボードの売買代金は概算で748億9000万HKドル。
ハンセン指数は前日の米株式相場が上昇した流れを引き継ぎ、序盤に上げ幅を広げた。ダウ平均が4日続伸して連日で史上最高値を更新したことで、運用リスクを取りやすくなったもよう。中国本土では上海総合指数が3日ぶりに反発している。寄り付き後に発表された4月の財新中国サービス業購買担当者景気指数(PMI)が56.3と、前月から2.0ポイント上昇したことも支援材料。ただ、ハンセン指数は50日移動平均(前引け時点で28867.45ポイント)付近で伸び悩み、同水準を下回って前場の取引を終えた。
個別では、大型金融株のAIAグループ(
01299)と中国建設銀行(
00939)が買われて相場の上昇を主導。電気工具メーカーの創科実業(
00669)、中国石油メジャーのCNOOC(
00883)も高い。ビール大手のバドワイザーAPAC(
01876)は続伸した。半面、ハイテク株のテンセント(
00700)と美団(
03690)、舜宇光学科技(
02382)、瑞声科技(
02018)が下げた。外食大手の海底撈国際(
06862)は続落している。