6日の香港株式市場で、ハンセン指数は反発。終値は前日比0.77%高の28637.46ポイントだった。中国企業指数は0.32%高の10756.37ポイント。メインボードの売買代金は概算で1610億6000万HKドル。
ハンセン指数は高く始まった後、一時マイナス圏に沈む場面もみられたものの、後場はプラス圏で堅調に推移した。労働節(メーデー)連休明けの中国本土市場が軟調に推移し、投資家心理を冷やしたが、前日のNY市場でダウ平均が史上最高値を更新したことなどが好感された。ただ、7日には米国の雇用統計や中国の貿易統計など主要経済指標の発表が控えており、上値は重かった。
ハンセン指数構成銘柄では、2021年1−3月期決算を発表したバドワイザーAPAC(
01876)が5%近く上昇したほか、欧州でスマートフォンのシェアが米アップルを抜き2位に浮上したと伝わった小米集団(
01810)も高かった。半面、海底撈国際(
06862)が7%超下げたほか、サンズ・チャイナ(
01928)や銀河娯楽(
00027)の下落も目立った。
この他では、鋼材価格の上昇を受けて重慶鋼鉄(
01053)や馬鞍山鋼鉄(
00323)が大きく上げたほか、自社株買いの実施を発表した海爾智家(
06690)も高い。半面、バイデン米政権がワクチン特許権の放棄を支持する方針を示したことが嫌気され、上海復星医薬(
02196)や康希諾生物(
06185)など関連銘柄が大幅に下落した。