本土市場では上海総合指数が週間で1.4％高と3週ぶりに反発した。週初は5月のメーデー連休での消費拡大や企業の1−3月期決算への期待で続伸となったが、その後は新たな支援材料に乏しいなか、上海総合指数は節目の3500ポイント付近で上値の重い展開。20−22日は小幅ながら3日続落と総じて軟調な値動きとなった。週末23日は自律反発狙いの買いが入ったほか、気候変動対策での米中が協力姿勢を示したことを好感。上海総合指数は4日ぶりに反発した。

　　　　　　　　　　終値　 騰落率 　 週初来　 年初来
04月19日 [月]　　3477.55　+1.5%　　+1.5%　　+0.1%
04月20日 [火]　　3472.94　-0.1%　　+1.4%　　0.0%
04月21日 [水]　　3472.93　-0.0%　　+1.4%　　0.0%
04月22日 [木]　　3465.11　-0.2%　　+1.1%　　-0.2%
04月23日 [金]　　3474.17　+0.3%　　+1.4%　　+0.0%

　香港市場ではハンセン指数が週間で0.4％高と続伸。続伸はしたものの総じて方向感に乏しい展開となった。19日は米国や本土市場の堅調な値動きを受けて続伸。20日も習近平主席のボアオ・アジア・フォーラムでの基調講演を受けて米中対立懸念が後退したことで3日続伸したが、21日は米株安や新興国での新型コロナ再拡大が警戒されて全面安となった。22日は前日の米株高を受け反発し、23日はハイテク株や好業績を発表した銘柄などが買われて続伸した。

　　　　　　　　　　終値　　 騰落率　 週初来 　年初来
04月19日 [月]　　29106.15　+0.5%　　+0.5%　　+6.9%
04月20日 [火]　　29135.73　+0.1%　　+0.6%　　+7.0%
04月21日 [水]　　28621.92　-1.8%　　-1.2%　　+5.1%
04月22日 [木]　　28755.34　+0.5%　　-0.7%　　+5.6%
04月23日 [金]　　29078.75　+1.1%　　+0.4%　　+6.8%

　香港証券取引所は23日、深セン市場との相互株式取引「深港通（深セン・香港ストックコネクト）」の同日の統計を発表した。うち、香港株に投資する「港股通（深）」（深センコネクト・サウスバウンド）の取引状況は次の通り。

■港股通（深セン→香港）
　当日の売買代金　169億434万HKドル
　　　　　買い代金　100億2346万HKドル
　　　　　売り代金　68億8088万HKドル

■当日の売買代金上位10銘柄

                                  売買代金 買い代金

  1 美団（03690）                      1,968    1,689

  2 ﾃﾝｾﾝﾄ（00700）                     1,678      889

  3 ﾁｬｲﾅ･ﾓﾊﾞｲﾙ（00941）                  602      228

  4 舜宇光学科技（02382）                529      486

  5 安踏体育用品（02020）                454      431

  6 万科企業（02202）                    430      273

  7 小米集団（01810）                    413      194

  8 薬明生物技術（02269）                387      292

  9 思摩爾国際（06969）                  363      282

 10 信達生物製薬（01801）                355      199
   *金額単位は百万HKドル