■チャイナ・ユニコム（00762）：2021年1−3月期決算は売上高が前年同期比11.4％増の822億7200万元、純利益が同21.4％増の38億4300万元となり、直前のファクトセットの市場コンセンサス予想（売上高：771億元、純利益：36億元）を上回った。

■中国ガス（00384）：既存株式の売り出しと第三者割当増資を組み合わせた「先旧後新」方式の増資を通じ、正味で116億200万HKドルを調達すると発表。売出価格と割当価格はともに1株当たり29.75HKドルで、21日終値の32.70HKドルを9％下回る水準。

■万科企業（02202）：きょう2021年1−3月期決算を発表する。ファクトセットの市場コンセンサス予想は売上高が602億7200万元、純利益が70億5900万元。

                        終値     前日比   騰落率

NYMEX原油 中心限月       61.35    -1.32    -2.11%

COMEX金 中心限月       1793.10    14.70     0.83%

LME銅 3カ月物          9445.00    40.17     0.43%

LMEアルミ 3カ月物      2364.50    38.10     1.64%

　22日の香港市場は、前日のNY市場が上昇した流れを引き継ぎ、堅調に推移するか。21日のNY株式相場は3日ぶりに反発。ネットフリックスが成長鈍化懸念で大幅安となったものの、クルーズ、空運などの経済活動再開銘柄が軒並み上昇したほか、テスラなどのグロース株も買われた。同日の香港株の米国預託証券（ADR）は、AIAグループ（01299）やテンセント（00700）、中国人寿保険（02628）や中国蒙牛乳業（02319）などが香港終値を上回って引けており、香港株のADRにサヤ寄せすれば、ハンセン指数は前日終値を200ポイント近く上回って寄り付くことになる。

　世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続いているが、香港では国際線旅客が到着後の隔離なしで往来できる「トラベルバブル」について、香港とシンガポール政府が近く合意を発表するとみられている。また、香港、マカオ、広東省の居住者の往来正常化に向けた動きも伝わっており、経済活動正常化への期待が買いを支えそうだ。