21日の中国本土株式市場で、上海総合指数はほぼ横ばい。終値は前日比0.01ポイント安の3472.93ポイントだった。深セン成分指数は0.35%高の14151.15ポイントと反発。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7435億2900万元だった。
上海総合指数は前日の米株安を嫌気して安く始まったものの、下値の堅さを確認すると、徐々に下げ幅を縮小し、プラス圏に浮上した。2021年1−3月期決算の見通し発表が終わり、企業業績に対する過度な懸念が後退し、楽観的な見方が広がった。ただ、世界各地で新型コロナウイルスの感染拡大が続いており、警戒感から上値は重く、終盤は前日終値付近でもみ合った。セクター別では、鉄鋼、電力、造船などが売られる半面、酒造、医療、医薬などが買われた。
A株市場では、広州汽車集団(
601238)や重慶長安汽車(
000625)が利益確定の売りに押されて大きく下落した。半面、李克強首相が視察に訪れた四川長虹電器(
600839)が買われたほか、2020年12月本決算を発表した科大訊飛(
002230)も高かった。
上海B株指数は0.20%高の251.17ポイントと反発、深センB株指数は0.57%安の1159.19ポイントと続落した。