週明け19日の香港株式市場で、ハンセン指数は続伸。終値は前営業日比0.47%高の29106.15ポイントだった。中国企業指数は0.59%高の11092.95ポイント。メインボードの売買代金は概算で1501億6000万HKドルだった。
ハンセン指数は小安く寄り付いた後に上昇に転じ、ほどなくして心理的節目の29000ポイントを回復。前週末のNY市場でダウ平均が3日続伸して史上最高値を更新したことや景気拡大への期待から本土市場が堅調に推移したことなどが好感された。ただ、上昇率が1%を超える水準では伸び悩み、後場に入ってからは徐々に上げ幅が縮小した。
ハンセン指数構成銘柄では、時価総額が大きいHSBC(
00005)や香港証券取引所(
00388)、バイオ医薬品の薬明生物技術(
02269)や中国生物製薬(
01177)が高い。自動車メーカーの吉利汽車(
00175)、スマートフォン部品の舜宇光学科技(
02382)の上昇も目立った。半面、ハイテク株のアリババ集団(
09988)や不動産株の恒隆地産(
00101)、長江実業集団(
01113)、中国海外発展(
00688)などが売られた。
きょうメインボードにセカンダリー上場したトリップ・ドットコム(
09961)の終値は280.2HKドルと、公開価格(268HKドル)を約4.6%上回った。
ハイテク関連銘柄で構成するハンセンテック指数は続伸し、1.39%高の8206.45ポイントだった。同程芸龍(
00780)やBYDエレクトロニック(
00285)が大幅高。一方、レノボグループ(
00992)、海爾智家(
06690)がさえない。