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14日の香港市場は、強弱材料が入り交じるなかで方向感乏しい展開か。米食品医薬品局(FDA)が13日、副反応を理由にジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のコロナワクチンの接種を中断するよう勧告したことを受け、経済活動の正常化の遅れが警戒されそうだ。半面、金融緩和の長期化観測は根強く、米長期債利回りの低下が買い安心感につながると予想する。ただ、金利の先高観の後退はハイテク株買いを誘いやすいものの、インターネット通販などを手掛ける中国プラットフォーム大手への監督強化懸念がくすぶる。中国当局が13日、取引先に競合業者の利用を事実上禁じる「二選一(二者択一)」と呼ばれる行為が独禁法違反に当たるとして、プラットフォーム企業34社に業務改善を命じたと伝わった。
13日のNY株式相場は高安まちまち。ダウ平均が続落した半面、ハイテク株主体のナスダック総合は反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、製薬の石薬集団(01093)などが香港終値を上回った一方で、英金融大手HSBC(00005)、香港不動産株の長江実業集団(01113)が下回って引けた。 |
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13日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて堅調。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比0.87%安の241.89米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)は1.13%高の216.56米ドルと反発した。主な中国関連ネット・IT株の13日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):241.89米ドル(-0.87%) ■百度(BIDU):216.56米ドル(+1.13%) ■トリップ・ドット・コム(TCOM):35.14米ドル(-0.17%) ■JDドット・コム(JD):78.80米ドル(+0.19%) ■ウェイボー(WB):49.72米ドル(+1.22%) ■ネットイース(NTES):106.21米ドル(+1.39%) ■モモ(MOMO):14.99米ドル(+1.08%) ■レンレン(RENN):8.36米ドル(+3.21%) ■新浪(SINA):43.26米ドル(0%) ■捜狐(SOHU):18.43米ドル(+1.49%) ■チーター・モバイル(CMCM):2.10米ドル(-3.23%) ■テンセント・ミュージック(TME):18.22米ドル(+1.05%) |
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13日のNY株式相場は高安まちまち。米3月消費者物価指数(CPI)が市場予想をやや上回る強い結果となったものの、米長期債利回りが低下したことが安心感につながった一方、米食品医薬品局(FDA)が副反応を理由にジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)のコロナワクチンの接種の一時見合わせを推奨したことで、ワクチン接種の遅れが懸念された。S&P500は0.33%高と反発し、史上最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合は終日プラス圏で推移し、1.05%高で終了。史上最高値まで1.26%に迫った。一方、ダウ平均は一時199米ドル安まで下落し、68.13米ドル安(-0.20%)と2日続落して終了。ダウ平均採用銘柄はアップル、ボーイング、セールスフォースが1-2%上昇した一方、IBM、ナイキ、J&Jが1-2%下落した。
FDAがJ&Jのコロナワクチン接種により6例の重度の血栓が報告されたと発表し、米政府は米疾病対策センター(CDC)の調査が終了するまでJ&Jワクチンの使用を一時停止するよう求めたことで、空運などの経済活動正常化恩恵銘柄が一時大幅に下落した。ただ、ホワイトハウスがファイザーとモデルナのワクチンで4月末までの2億回の目標が達成できるとしたことで、過度な懸念は後退した。注目された米3月CPIは、前月比+0.6%と市場予想の+0.5%を上回り、コアCPIも+0.3%と予想の+0.2%を上回ったが、米10年債利回りは1.61%と前日比0.05%低下した。 海外市況 |
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