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指数: 15分ディレイ
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9日の米株式市場で、中国ネット・IT株は軒並み安。中国のネット通販最大手アリババ集団(BABA)が前日比2.16%安の223.31米ドルと反落。中国の検索エンジン最大手、百度(BIDU)も3.13%安の219.67米ドルと反落した。主な中国関連ネット・IT株の9日終値は次の通り。
■アリババ集団(BABA):223.31米ドル(-2.16%) ■百度(BIDU):219.67米ドル(-3.13%) ■トリップ・ドット・コム(TCOM):37.21米ドル(-3.48%) ■JDドット・コム(JD):80.41米ドル(-2.11%) ■ウェイボー(WB):49.38米ドル(-1.91%) ■ネットイース(NTES):103.94米ドル(-0.94%) ■モモ(MOMO):15.80米ドル(-0.44%) ■レンレン(RENN):8.50米ドル(-2.30%) ■新浪(SINA):43.26米ドル(0%) ■捜狐(SOHU):18.90米ドル(+13.58%) ■チーター・モバイル(CMCM):2.28米ドル(-2.98%) ■テンセント・ミュージック(TME):19.22米ドル(-0.16%) |
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9日のNY株式相場は続伸。ワクチン接種の加速を背景に経済活動正常化期待が続いた。小売りやクルーズなどの景気敏感株が上昇したほか、アップルなどの主力ハイテク株も買われ、主要3指数はそろって取引終盤に上昇幅を拡大した。ダウ平均は297.03米ドル高(+0.89%)と3日続伸し、4日ぶりに史上最高値を更新した。S&P500も0.77%高の4128.80ポイントと3日続伸。連日で史上最高値を更新し、初めて4100ポイントを突破した。ハイテク株主体のナスダック総合も2日続伸し、史上最高値まで2%未満に迫った。S&P500の11セクターは一般消費財、ヘルスケアが1%超上昇し、資本財、ITも1%近く上昇。金融、素材も0.8%超上昇した。一方、エネルギーが0.5%安となり、公益と生活必需品もわずかに下落した。
注目された米3月生産者物価指数(PPI)は前月比+1.0%と市場予想の+0.5%を上回り、前年比では+4.2%と過去9年間で最大の伸びを記録したことで、将来のインフレ高進が懸念された。しかし、米10年債利回りは1.66%と前日比+0.03%と比較的小幅な上昇にとどまった。投資家の不安心理を示すVIX指数は前日比-0.26の16.69ポイントと3日連続で低下し、昨年2月20日以来の低水準となった。 週間ではダウ平均が1.95%高、S&P500が2.71%高とともに3週続伸し、ナスダック総合は3.12%高と2週続伸。年初来ではダウ平均が10.44%高、S&P500が9.92%高、ナスダック総合が7.85%高となった。 海外市況 |
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週明け12日の香港市場は反発して始まるか。前週末の米株式相場は、新型コロナウイルスのワクチンが普及するにつれて経済活動が正常化するとの期待から上昇し、投資家が運用リスクを取りやすくなった。注目された米国の3月生産者物価指数(PPI)は前年同月比4.2%上昇と過去9年間で最大の伸びを記録したが、長期金利の指標となる米10年債利回りが比較的小幅な上昇にとどまったことで、買い安心感につながりそうだ。
ただ、9日発表の中国の3月物価指標が市場予想より高い伸びだったこともあって、市場では中国当局による金融や不動産市場の引き締めへの警戒感がくすぶっている。ハンセン指数が心理的節目の29000ポイントに近い水準で伸び悩む展開がありそうだ。 9日のNY株式相場は、ダウ平均が3日続伸して4日ぶりに史上最高値を更新。ハイテク株主体のナスダック総合も続伸した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は高安まちまち。保険株のAIAグループ(01299)と中国平安保険(02318)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を上回った半面、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)、香港不動産株の長江実業集団(01113)、医薬品株の石薬集団(01093)が下回って終えた。 |
主要情報ヘッドライン |
ニュース |
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