7日の中国本土株式市場で、上海総合指数は続落。終値は前日比0.10%安の3479.63ポイントだった。深セン成分指数も0.74%安の13979.31ポイントと続落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で7400億2000万元だった。
上海総合指数は積極的な買いに結びつく目新しい材料が見当たらない中、ほぼ終日マイナス圏で推移した。前日の米株安が嫌気されたほか、中国人民銀行(中央銀行)が不動産市場などの過熱を警戒し、金融機関に融資抑制を要求したと伝わり、金融引き締めへの警戒感も相場の重しとなった。一方、鉄鋼や港湾・海運、造船がほぼ全面高となり、後場に入って徐々に下げ幅を縮小した。酒造や保険、航空・宇宙は売りが優勢だった。
A株市場では、前日買われた隆基緑能科技(
601012)が利益確定の売りに押されたほか、貴州茅台酒(
600519)や瀘州老窖(
000568)、中国太平洋保険(
601601)などの下落が目立った。半面、中国東方航空(
600115)や中国国際航空(
601111)、宝山鋼鉄(
600019)や本鋼板材(
000761)が買われた。
上海B株指数は0.25%高の247.00ポイントと4営業日続伸、深センB株指数は0.22%高の1145.16ポイントと8営業日続伸した。