連休明け6日の中国本土株式市場で、上海総合指数は3営業日ぶりに小幅反落。終値は前日比0.04%安の3482.97ポイントだった。深セン成分指数も0.28%安の14083.34ポイントと3営業日ぶりに反落。上海、深セン両市場の売買代金は概算で6602億500万元だった。
上海総合指数は前日の米株高を好感して高く始まったものの、その後はマイナス圏での推移が目立ち、もみ合う展開が続いた。連休前に約1カ月ぶり高値を付けた後とあって、心理的節目の3500ポイントを前に警戒感が広がり、相場の重しとなった。一方、2020年12月本決算や2021年1−3月期業績見通しなどを手掛かりに個別物色の動きが強まった。セクター別では、観光・ホテル、航空・空港運営、酒造などが売られた半面、造船が全面高。製紙や機械も買われた。
A株市場では、中青旅控股(
600138)や中国旅遊集団中免(
601888)が利益確定の売りに押されたほか、家電大手の海信家電集団(
000921)や美的集団(
000333)の下落も目立った。半面、水素エネルギー分野に参入すると報じられた隆基緑能科技(
601012)が5%近く上昇したほか、水素エネルギー関連とされる鴻達興業(
002002)や新天緑色能源(
600956)がストップ高を付けた。
上海B株指数は0.11%高の246.38ポイントと3営業日続伸、深センB株指数は0.34%高の1142.59ポイントと7営業日続伸。