連休明け6日の中国本土株式市場で上海総合指数は続伸して始まった。インフラ投資計画やワクチン接種進展による景気回復期待が続く中、3月の米雇用統計が強い結果となったことなどを受け、5日のNY市場が上昇した流れを引き継いだ。ただ、指数は連休前に約1カ月ぶり高値を付けた後とあって、警戒感から上値は重くなっているもよう。

　指数は日本時間午前10時39分現在、前営業日比0.11％高の3448.05ポイントで推移している。セクター別では、造船、鉄鋼、航空・空港運営が全面高となっている半面、観光・ホテル、石油などが売られている。

                                 始値    前日比    騰落率 (%)

 上海総合指数                  3491.63      7.24      0.21

 上海B株指数                    246.13      0.02      0.01

 深セン成分指数               14176.21     53.60      0.38

 深センB株指数                 1135.95     -2.75     -0.24

 滬深300指数（CSI300指数）     5178.64     17.08      0.33

　5日の米株式市場で、中国ネット・IT株は総じて軟調。中国のネット通販最大手アリババ集団（BABA）が前日比0.42％高の225.30米ドルと反発。中国の検索エンジン最大手、百度（BIDU）は1.18％高の222.29米ドルと2営業日続伸した。主な中国関連ネット・IT株の5日終値は次の通り。

　■アリババ集団（BABA）：225.30米ドル（+0.42％）
　■百度（BIDU）：222.29米ドル（+1.18％）
　■トリップ・ドット・コム（TCOM）：39.69米ドル（-1.12％）
　■JDドット・コム（JD）：82.49米ドル（-2.16％）
　■ウェイボー（WB）：49.55米ドル（-0.92％）
　■ネットイース（NTES）：105.54米ドル（-0.99％）
　■モモ（MOMO）：15.13米ドル（-0.46％）
　■レンレン（RENN）：8.82米ドル（-1.23％）
　■新浪（SINA）：43.26米ドル（0％）
　■捜狐（SOHU）：15.72米ドル（-1.44％）
　■チーター・モバイル（CMCM）：2.21米ドル（-4.74％）
　■テンセント・ミュージック（TME）：19.03米ドル（-5.37％）